卒業式や入学式など1年の前半は学校のイベントが重なる時期。主役はもちろん子供ですが、母親も一生残る思い出のシーンや新しい門出で恥ずかしい思いをしないようにしっかり準備したいですよね。
最近は服装のタブーは昔と比べて少なくなっているとはいえ、タイツはNG?!と迷ってしまうこともあるので、基本のルールは知っておく必要がありそう。
季節もまだ寒い時期なのでしっかり冷え対策をしつつ、知らないと困るマナーについて調べてみました。
タイツはNG?!
卒業式は3月、入学式は4月と暦の上でこそ春ですが、まだ肌寒い日も多かったり、春の嵐で天気が荒れることも。さらに風が吹いたりすると体感温度は寒くなりますよね。
卒業式は厳かな雰囲気の中、行われるもの。フォーマルな式典の基本としては薄手のベージュのストッキングというのが鉄板ですが、当日の気温次第では別の対策もしておきたいところ。
タイツでもいいのでは?という声も聞こえますが、実はマナー上厳密にはNGだと言います。卒業式は子供たちの門出の式典。黒タイツだとなんだかお葬式のような暗い印象を与えてしまうことも一因だとか。
そのほかにもパンツスーツだから素足やベージュだからと言って柄があるストッキングもNG。
もちろん地域性なども考慮が必要ですが、基本は外さない方が無難です。特にコロナ禍で父兄が参加するイベントが少なかった学校生活の最後です。仲の良かった○○ちゃんのお母さんと初めて会ってみたら、「マナー違反の服装なさっているわ…」なんて感じられては、その後の関係にも影響がありそうですよね。
第一印象ってすごく大事で、しかもそれは数秒で決まると言います。卒業式はたった数時間。少し寒くても我慢!という割り切りがシンプルかもしれません。
とはいえ、寒いのはホント体的に無理…という時のために、いくつかおすすめの対策をピックアップしてみました♪
厳選足元対策4選
フットカバーを活用
フットカバーはパンプスからはみ出ないように履けば問題なし!さらにフットカバーがあればスリッパ側にカイロを貼ることもできます。なおストッキングだと直接肌に貼るのと変わらず熱すぎて低温やけどしてしまうリスクもあるので、注意が必要です。
フットカバーは多少厚みがあるので、ストッキングをはいた状態でぴったりの靴と合わせると足が痛くなってしまいます。
フィット感も考慮したうえで、事前に履いて試してみることをおすすめします。
パンツスーツを選ぶ
以前はNGだったパンツスーツなども時代の変化に伴って、フォーマルな服装として認められるようになってきています。
背の高いお母さんにとってはおしゃれ度も増してかっこよくきまりそうです。パンツスーツやロングスカートなどで足の大半がカバーされるようであれば、寒さ対策としては十分。さらに服の中にこっそりスパッツなどを重ね着していくのもありですね。
そして、世の中これだけ多くの女性がこまっていることに、企業として答えてくれる商品を見つけました。それがストッキング靴下!これは靴下とストッキングが一体になったもので、パンツスーツの下に着用すればさらに冷えが軽減されそうです!
デニール値が少しでも高いものを選ぶ
「デニール」というのは繊維の太さを表す値のこと。タイツやストッキングをみると、この値が必ず表示されています。一般的に値が小さい方が薄手で透けやすいと考えると分かりやすいのではないでしょうか。
タイツはNG?とタイトルを書いていながら、実はタイツとストッキングの違いについて、厳密な定義はなく、実はこのデニール値によってメーカーによって呼び名を変えているだけだったりするんですよね💦
「タイツがNGとか煽ってんじゃねーよ!」と言いたいですが、そこはあくまでもマナー、法律ではありませんので、それとなく従っていきましょう(^^;)
メーカーによって多少の差がありますが、一般的にはこのくらいの範囲で使い分けがされているそうです。
<ストッキング>25~30デニール未満
<タイツ> 30デニール以上~
つまり、30デニールくらいであればストッキングと定義されるので、少しでもデニール値が高めのストッキングを選ぶと厚地になっていくので冷えが多少は軽減できそうですね。
スリッパ側で対策
卒業式は講堂や体育館など、土足ではなく、スリッパを着用して参列することが多いのではないでしょうか?
ストッキングの工夫などで足元の対策はしつつ、ダメ押しとして、スリッパをフォーマルなもので新調するというのもおすすめ。
フォーマル仕様なので、底がしっかりしていて底冷えする体育館から足を守ってくれます。私も以前は荷物が増えるのが嫌で、折りたたみやすいペラペラのスリッパを持っていたのですが、フォーマルスリッパは、卒業式だけでなく、入学式や懇談会にももちろん使えますし、一足持っておくといざという時便利に使えます。
なお、こちらの商品のように足先が出ていないものの方が、季節や足元の状態を選ばす使えるのでお勧めです。
しかも、ここに足用カイロを仕込んでおけば無敵です!
まとめ
「寒い~!」と震えながら、足元の冷えに気を取られては肝心の卒業式に集中できませんよね。また、後からマナー違反だと気づいて、親として違う寒さに襲われることも避けたいですよね。
何よりお子さんの晴れ舞台!めでたい門出を晴れやかに心からお祝いできるよう、そして良い思い出として自分の心に残るように、事前の準備を整えておく、というのはとても大切なことだと思います。
服装やスリッパなど、ストッキング以外でも対策できることがあるので、万全にその日を迎えてください♪
あ!もちろんパパにも清潔な足元お忘れなく!
良い日になりますように!
【まとめ】
- 少しずつマナーは変化するものの、タイツはまだNGと感じる人も多い
- 母の足元はベージュのストッキングが無難
- パンツスーツやロングスカートなど服装の対策もアリ
- フォーマルスリッパは1足あるといざという時に使える