9月・10月は休みも多く、何かとイベントが入るので慌ただしいものですが、世間はお節料理の予約が始まったり、旅行の予約など、少しづつ年末年始の準備を始めておきたい頃です。
お中元とお歳暮、どちらも必ず送る必要があるものではありませんが、お中元が「半年間お世話になりました」の意味を込めているのに対して、お歳暮は「今年1年間お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」という意味なので、お中元は送らないけれど、お歳暮は欠かさないという方も多いのではないでしょうか?
食べ盛りの子供のいる家族などに対しては品物もバリエーションが考えられますが、一人暮らしの相手は送るモノによってはむしろ、負担をかけてしまうことになり得ます。
特に義実家にはご機嫌を損ねないよう気を使いますし、何より喜んでもらいたいですよね!そこで、結婚10年目の私が、一人暮らしの年配者に贈り物をするポイントや人気の品物と合わせて、私が一人暮らしの義母さんに今年送るとしたらどれを選ぶかを5000円と3000円の予算別でご紹介したいと思います!
確認ポイント
好みや生活スタイル
一言に「一人暮らしの年配女性」と言ってもいろいろなタイプの方がいます。まずは義母さんの好みや生活スタイルを確認しましょう!
- お出かけ大好きアクティブ派
- お付き合いが多い社交派
- 針仕事などが好きなインドア派
これだけでも結構必要なものや喜ばれそうなものが変わりますよね。他にも辛い物・甘い物の好みやお酒を飲むかなど、食事の好みでもかなり差が付きます。
人気の商品から選ぶのも一つですが、喜んでもらうには本人の生活パターンや好きなものをリサーチしましょう。私は直接聞きづらいのでいつも夫に確認しています。
お歳暮といえば百貨店の包装紙で「のし」がついていないと失礼?!のようなことはもうないので、子供のクリスマスのように何か欲しいものある?と息子(娘)である夫(妻)に聞いてもらうのも案外いいのかもしれません。
具体的に「これを買いたいと思っている」というのがあればしめたもの!お歳暮として確定です!
これが欲しいというものが特になくても、義母さんにとっては息子(娘)からの電話は何時でも嬉しいもの。コミュニケーションを取れるだけでも喜ぶと思うので、まずは電話で最近どんなことしてる?と確認して、そこからヒントを得ましょう。
送る時に気を付けたいこと
言わずもがなですが、一人暮らしの場合、果物や魚など生鮮食品を大量に送るのはご法度。私も子供が小さく夫が単身赴任中なので、みかんやりんごでも日持ちするとはいえ箱でもらうとかなりキツイと感じますし、さくらんぼが2kg届いたときには閉口しました。
「そんなに食べられないヨ…」
届いてすぐ近所におすそわけで配って、それでも消費できない分はジャムやコンポートにするしかない…という感じでものすごく負担になりました。
また、これは我が家の失敗談なのですが、義母さんがお料理の好きな人で、古い家に住んでいるので、冬はキッチンが寒いだろうと夫が慮って、オイルヒーターを贈ったことがありました。
ところが、義母さんはもうその環境で何十年も料理をしているので慣れてるんですよね!寒いだろうと思っていたのは私たちだけで、むしろキッチンの中で場所を取るからか全然使ってもらえませんでした。
ということで、場所を取るモノについてはあらかじめ必要かどうか確認したほうがよさそうです。
また、一人暮らしの年配の義母への贈り物としてショールなど、身に着けるものをおすすめしているサイトもありますが、やはり人は誰もが「好み」というのがあります。大きさや色、質感など、本人にとってお気に入りにならなければタンスの肥やし確定です。
そして、贈った側も折角選んだのに使ってもらえていないということを知ってモヤモヤ…ということになる事例を周りのママ友から聞くので、具体的にブランドが決まっているなど、どんなものがいいか細かく確認できればいいですが、個人的にはあまりおすすめしません。
おすすめ一覧
私が一人暮らしの義母さんにお歳暮を贈る際に意識しているのは2つあります。
- 量より質!
- 形に残らないもの
特に形に残らないものということについて補足すると、年配の方の家って本当にモノが多いんですよね!かつての子供部屋も物置き場になっていて、実際にはほとんど使っていないモノをたくさん持っているように感じます。
もったいない精神がかなり強く、長年使ったとか、○○さんから頂いたものというように、本人にとっては思い入れもあるのでしょうが、これ以上増やしたらダメだと私は思ってしまいます。
上述の身に着けるものを贈るのはお勧めしないというのも、好みが難しいことに加えて、さらにモノが増えることが2つ目の理由ともいえます。だからこそ形の残らない、かつ心のこもった贈り物、ということでいつも考えています。
なお、一人暮らしの義母さんがもらうお歳暮がひとつとは限りません。日持ちするレトルトのお惣菜など年配の方に人気という品物はかぶる可能性もあるので、もし兄弟など事前に相談できる相手がいれば確認を取った方がよさそうです。
それでは続いて、一般的なお歳暮の相場と言われる5000円と3000円の予算別で私なら何を選ぶかについてご紹介しますね!
5,000円前後ならこれ!
あまりなじみがないかもしれませんが実はお花を贈るのもあり!
私は過去に贈ったことがあるのですが、こちらはお花とセットのお菓子も少量なので、一人暮らしでもちょうどいい量です。花瓶を用意しなくてもそのまま飾れるアレンジメントなので、手間もかかりませんし、少し小さいなと思うくらいの大きさなので、食卓など普段過ごす場所にも飾れます。
一人暮らしの生活でも、花があると気持ちがやはり華やぎますよね。
お花と言えば、最近話題のお花の定期便(サブスク)をご存知でしょうか?
こちらのBloomee LIFEは定額で、毎月お花が届くものでTVCMや女性誌などでも話題になっています。
なかなかお花を買うのって、選ぶセンスも問われるし、アレンジされている物は値が張るのですが、その点こちらのサービスはお花屋さんにお任せなので折り紙付き!旬のお花が、お花屋さんのセンスで届くので、今度は何が届くだろう💛という楽しみもあります。
部屋にお花があるだけでも癒しなんですよね。お庭やベランダガーデニングのお花も添えればさらに癒されますね。
こちらはギフトとして贈ることができるので、送り先を義実家で登録して、サービスを受けることができます。
一番手軽なプランが4回以上の継続プランで880円。最初の1か月は毎週届きますが、2か月目以降は隔週配達も選べるようになるので、少し間隔をあけて長くこのサービスを楽しむことも可能です。
私はこの手のお花のサブスクサービスを海外に住んでいる時に使っていましたが、家に帰ってお花が届いているとテンション上がるんですよね♪
一人暮らしはやはり寂しいもの。おいしい食べ物もいいですが、気持ちが明るくなるプレゼントもいいですよね。
また、目上の方に商品券を贈ることは「施しものを与える」ことを連想させて失礼にあたる、というマナーがありますが、最近は気にされない方も多いようです。もちろん、年配世代の方なので事前の確認は必要ですが、アクティブ派の義母さんであれば旅行券やカフェのお食事券などもアリかもしれませんね。
3,000円前後ならこれ!
こちらは楽天ギフトナンバーワンの商品だそうです。一つ一つの量が少ないので、ドレッシングも一人暮らしでも多すぎることはなさそう。だしパックもいつものスーパーで買うものとは一味違うと感じてもらえそうです。
「帝国ホテル」とブランド牛・豚・鶏の組み合わせなので、自分では買わない贈り物感が高いですよね。レトルトで日持ちもする上に、量も少なめなので、年配の女性にはちょうどいいと思います。
お吸い物最中は年配の方への贈答品として人気が高いですが、折角選ぶなら見た目の美しさも添えたいですよね!こちらは手軽なごはんにもなりますし、色鮮やかで可愛らしいので喜ばれそうです。
まとめ
以前のようにお歳暮シーズンにデパートに出かけて大混雑の中選ぶよりも、家でリサーチして落ち着いて選べる時代で本当に助かりますよね。
一人暮らしの義母さんに贈り物を選ぶにあたって、年配の方に人気が高い物の中から選ぶのも無難ですが、義母さんの生活スタイルに息子・娘夫婦が興味を持って話を聞いてあげることの方が、品物そのものより喜ばれるのではないかなと感じました。
【まとめ】
- 一人暮らしの義母へのお歳暮選びは生活スタイルのリサーチから
- 一般に年配の方へ送るお歳暮には「量より質」で選ぶ
- 個包装のレトルトの人気も高いが、お花などを贈るのもアリ