15歳から現在に至るまで、黒澤明監督の『乱』や、倉本聰監督の『北の国から』など、名作と呼ばれる映画やドラマに数多く出演してきた大女優の原田美枝子さん。実は子供たちも女優や歌手など芸能人ということを知りました。
原田美枝子さんに子供は何人いて、何をしているのか、名前や画像をチェックしてみました。
いまや芸能一家
子供は3人
原田美枝子さんは夫である俳優の石橋凌さんとは1987年に結婚。大物芸能人同士のカップルって価値観や生活のすれ違いなどによる離婚報道が多い中で、お二人は30年以上連れ添ってきているのでとても仲の良いご夫婦なんですね。
石橋凌さんとの間に子供は3人。長男、長女、次女という兄妹で、3人とも芸能関係ということで名前も出ていました。名前がそれぞれ、「大河」・「優河」・「静河」と「河」つながり!
原田美枝子さんは1991年に放送された大河ドラマに出演されているので、大河に出ることが決まった時期と何か関係があるのかもしれませんね。プロフィールや年齢も確認してみました。
それぞれの画像とプロフィール
長男:石橋大河
- 生年月日: 1988年
- 年齢: 34歳(2022年9月現在)
- 職業: VFXアーチスト
- 居住地: オーストラリア
「芸能人」というカテゴリーには入りませんが、芸能関係のお仕事で、映像加工を専門とするクリエイターさんです。フランスで映像技術を学んで、現地で就職。現在はオーストラリアに移住して仕事をされているそうです。
目元がお母さんによく似ていますね!イケメンな感じが伝わります。
大河ドラマは1年半近く撮影期間があるそうなので、原田美枝子さんが出演した大河ドラマの撮影は1989年頃からのはず。もしかしたら「大河」という名前の由来は大河ドラマ出演が決まったことからかもしれませんね。
◆長女:優河
- 生年月日: 1992年2月2日
- 年齢: 30歳(2022年9月現在)
- 職業: シンガーソングライター
- 活動期間: 2011年~
ドラマ『妻、小学生になる。』の主題歌「灯火」やロマンスカーのCMで歌っていたり、ドクターシーラボのCMナレーションの声と知って、声を聴いたことがある!と思いました。
優河(ゆうが)さんは中学生の時、バンドを組んでいて、ベースを弾いていたそうですが、たまたま歌うことがあったそう。ざわついていた会場が一気に静まり返るほどの歌声を聞いた母の原田美枝子さんから、ボイストレーニングをやってみたら?と勧められたことがきっかけで歌の道に進んだそうです。(出典:音楽ナタリー)
改めて歌を聞いてみると、優しいけど芯の強さを感じる綺麗な歌声ですよね。父親の石橋凌さんはずっと俳優さんだと思っていましたが、実は歌手としてデビューし、のちに俳優に転身したそうです。
両親が芸能人であることは積極的には公表していないのも実力があることの証拠ですし、好感が持てますね。詩も自分で書いて歌うスタイルの優河さん。とてもやさしい詩も素敵なんですよね。
◆次女:石橋静河
- 生年月日: 1994年7月8日
- 年齢: 28歳(2022年9月現在)
- 職業: 女優
- 身長: 163cm
- 活動期間: 2015年~
3人兄妹の末っ子の静河さんが一番の有名人かもしれません。『東京ラブストーリー』でヒロインの赤名リカ役を演じたほか、2018年のNHK連続テレビ小説 「半分、青い。」や、2022年には大河ドラマでは源義経の愛した静御前役を演じているので、普段ドラマを見ない世代にも知られているのではないでしょうか。
4歳からバレエを始めて、中学卒業後はアメリカやカナダにバレエ留学をされたそうです。ただ、身長が163cmということなので、バレエの世界では、才能があっても体格的に難しいのかもしれませんね。
バレエ留学中に演劇で演じることに目覚めたものの、両親の姿を見てきて、俳優は簡単ではないということを理解していたといいます。日本に帰国してからしばらくはプロダンサーとして活動していたそう。
でも、やはり演じることや活動の幅を広げたいと感じていたときに、舞台出演の声がかかり、そこから映画やドラマにも出演。女優業へ転身されています。
2017年には初主演映画『 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で数多くの賞を受賞。ブルーリボン賞は1976年に受賞した原田美枝子さんと史上初の親子での受賞になったそう。デビューからわずか2年で歴史に名を残していますね!
この映画の撮影を前にしたインタビューで「両親からは子供の頃から“好きなことを一生懸命やりなさい”と言われました。表現する人として凄く尊敬していますが、自分の足でしっかり歩いていきたい」と親とは違う自分らしさを伝えたいということを語っています。(出典:スポニチ)
何かと親をネタにテレビに登場する2世タレントは何人もいますが、ダンスで身に着けた表現力や演技など、自分の才能で勝負したいという強い意志が伝わりますね。同じ業界で働くなかで、もしかしたら周囲の想像以上に親の威光をはねのけたいという思いを持っているのかもしれません。
親子共演などはされていませんでしたが、2022年に高級時計ブランド「ロンジン」の190周年に原田美枝子さんと共にアンバサダーに就任。横顔を比べるとよく似ていますね!
PR動画の中で、少し踊るような動作をしていますが、とても手先まで動きがしなやかできれいですよね。すぐに素人ではないことが分かります。
お兄さんは外国にお住まいですが、姉妹とても仲がよさそうで一緒に歌う動画を発見しました!
二人とも海外留学経験があるので英語の発音がとてもきれい!そして優河さんは本業ですが、静河さんもとても歌が上手ですね。驚きました!
大人になっても姉妹仲良しというのはいいですよね。きっと家族全体の雰囲気がいいんだなということが伝わりますね。
母もデビュー
なんと原田美枝子さんのお母様も90歳で女優デビューされていました!
短編ドキュメンタリー映画『女優原田ヒサ子』という作品で原田美枝子さんご自身が出演するだけでなく、制作・撮影・編集・監督も務めていらっしゃいます。
認知症の母から「私ね、15歳の時から、女優やってるの。」と言われたことがきっかけで、この作品を作ることを決意したそう。(出典:『女優原田ヒサ子』公式HP)
原田美枝子さんが幼いころからお母様はパート働きながら家族を支え、15歳で女優になった娘の活動を応援し、忙しい娘に代わって孫を育ててきたそう。そんなお母様の人生の最期にもしかしたら女優として生きてみたかったという夢があったなら、1カットでも撮影してその夢を現実にしてあげたいと思ったそうです。
雑誌のインタビューでも、菅田将暉さんとのW主演映画『百花』で原田美枝子さん自身が演じた認知症を患う女性と、お母様の姿を重ね合わせて「いろんなことを忘れても、人に対する優しさや、人としての品格は残るものだという母への思いを込めた」と振り返って語っています。(出典:婦人公論)
残念ながらお母様のヒサ子さんは2021年7月に92歳で亡くなられたそうですが、カメラの前に映る姿はまさに女優。原田美枝子さんの3人の子供たちも映像、歌、出演者として名前を連ねています。
最期に温かいプレゼントをもらって、お母様もどれほど嬉しかったことかと思います。私の祖母も認知症で、孫の私のことは多分名前ももう覚えていません。近くに住んでいて、とても可愛がってもらったので、逆に今の姿を見るのはつらいと感じていたのですが、原田美枝子さんがこの作品に込めた思いを知って、見方が変わりました。
まとめ
原田美枝子さんの子供は何人か?と画像を探すところから調査を始めましたが、家族にまつわるとても素敵なエピソードがわかって、心が温かくなりましたよね。
原田美枝子さんが上述の映画『百花』で演じた認知症の役は元ピアノ教師ということで、作品のために始めたピアノが好きになり、今も習い続けているそうです。
90歳の女性がTVのインタビューで「後悔していること」として、「60歳の時にバイオリンを習いたいと思ったけど、もう遅いと思ってやらなかった。もしあの時始めていたら30年演奏できていた」と答えていたのを思い出しました。
原田美枝子さんが女優としてだけでなく、自分のやりたいことに何歳になってもチャレンジする姿はきっと子供たちにも受け継がれていきそうですね。
【まとめ】
- 原田美枝子さんの子供は3人
- 名前と職業はそれぞれ以下の通り
- 長男:石橋大河 (映像クリエイター)
- 長女:優河 (シンガーソングライター)
- 次女:石橋静河 (女優)
- 原田美枝子さんが監督を務め、母は90歳で女優デビューした