海外生活

どうする?海外駐在中の子供の日本語学習

どうも
Lamaです。
人生の1/3くらいを海外で暮らしてきました。
今回は
私自身帰国子女だったり、
子供を現地の学校に通わせた経験を
お話ししようと思います。

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コロナも明けて
これから海外に駐在予定という方に
少しでも参考になると嬉しいです。

外国語は心配いらない!

海外駐在が決まったら
言葉の問題、
いろいろ心配ですよね。

断言しますが
子供の外国語は全然心配いりません!
特に子供が小さいうちに
海外駐在することになると
英語を即覚えてきます。

理由は簡単。
相手が小さい子供にもわかるように
身振り手振りも交えて
超優しく話しているからです。
幼稚園児や小学生に
小難しいこと言いませんよね。

学年が上がってきても
基本は同じです。
読む文章のレベルが上がってくるので
少し時間が必要ですが、
その国のその学年の子供が
理解できる範疇の学習内容なので
毎日学校に通って
その言葉に慣れていれば
キャッチアップ可能です。

問題なのはむしろ日本語

でも、
日本語は注意しないと必ずレベルダウンします。

日本にいるときは
学校、家、街で聞こえる会話、
見かける看板や文字など
ほぼ100%日本語です。

日本語以外の言語空間にいるのは
せいぜい英会話スクールなど
多くても一日数時間でしょう。

海外に行ってしまうと
家族以外と日本語を話したりする機会は
ほとんどなくなります。

小学生は漢字や作文イヤイヤやらされていますが
それは一朝一夕で覚えられないから。

この積み重ねから
完全に解放されると
ボディーブローのように効いてきます。

作文がヤバイ…

とか

漢字が怪しい…

というような日本語問題
学年が上がるごとに顕在化してきます。

小学校高学年ぐらいであれば
ある程度基礎もできていて、
親が教えるより自分で勉強できるので
そこまで問題は大きくないのですが、
注意が必要なのはそれよりも小さいお子さんです。

家では日本語をルールにしていました。
油断していると兄弟で英語を話し始め、
末期症状になると親に
英語で答えるようになります。

帰国した後は
ずっと日本で暮らしてきた子たちと
同じ教室で学ぶことになって
今度は母国語でさえ劣等感を感じるなんて
むしろ気の毒です。

日本語能力が低いと
授業についていけなかったり、
そもそも先生の言っている意味が
よく理解できなかったりと影響は大きいです!

これは親が努力しないと
日本に戻った時相当苦労します!
ぜひ備えを!!!

今回は私自身が実際経験したり、
海外にいるときに子供に試したこと、
友人の例などを参考に
色々な日本語学習方法について
メリットデメリットや効果を
ご紹介したいと思います。

現地で塾通い

日本人がそれなりに多い地域限定ですが、
塾という選択肢があります。

私が駐在していた北京は
日本人がそこまで多い地域ではないものの、
中学受験を控えた小学校4年生以上の通う塾が数校ありました。

さらに日本人が多い地域、
例えば私が子供時代を過ごしたアメリカのニューヨーク近郊は
30年以上前から既に何校も日本人向けの塾がありましたし、
今世界で最も日本人が多い海外都市と言われる
上海やシンガポールなど
日本人がかなり多い地域では選ぶのが大変なほど
選択肢が多いというのが実情です。

メリット

いわずもがなですが
リアルに先生が教えてくれるので
その場で聞けるという点です。

また、
日本の教室の雰囲気に慣れることができるという
メリットもあります。
日本に戻ってきて
あまりに教室での雰囲気が違うことに
違和感を持つ子供は多いんです。

実際帰国子女あるあるで
先生に目を付けられたり、
子供の世界の中でいじめや不登校の原因にすら
発展するケースもあります。
特に小さいうちから海外に行っていて
日本で就学経験がないお子さんの場合、
日本の学校での基本的なお作法を知っているだけでも
帰国時に比較的スムーズに順応できるということは
大きいですよね。

デメリット

特に駐在地が大都市の場合、
交通渋滞が多く通うのが大変です!
塾のある時間は夕方が多いので
空いてれば10分くらいの距離を
30分近くかかるというのがありがちです。

また、
日本のように子供が自転車で自分で行く
というようなことが海外だと難しいので
親の送迎の負担という意味でも相当大きいです。

先生のレベルは
わざわざ海外にまで来て教えようという方なので
それなりにレベルが高いという印象ですが
先生の福利厚生が厚い分
お月謝も日本の1.5割増しくらいかかる感覚です。

また、生徒のレベルが一定でないので
お子さんのレベルによっては
簡単すぎる/難しすぎるということが起こります。
それなりの規模の塾であれば
日本から来たばかりでカリキュラムについて行ける子と
現地生活が長くて日本語のレベルが…という子で
クラス分けもしているのですが、
そうでない場合
日本よりも学力のばらつきが大きい
ということがあるので、
塾側でどのようなケアをしているのか
確認されるのが良いかと思います。

通信教育

ここ最近は通信教育も
海外発送してくれるのが当たり前になってきました。
発送可能な地域も年々増えている印象です。

私が育てる側として最初に試したのがこれでした。

メリット

○○じろうなど
本人が気に入っている教材であれば
日本でやっていたものをそのまま継続できる
というのは良い点だと思います。

毎月新しいものが届いたり、
赤ペン先生からお返事が来る
というのは海外にいるいない関係なく
やはり子供は嬉しいようでした。

デメリット

送料がびっくりするほど高い!です。
タイムリーに毎月届くという意味で
国際宅配を使うケースが多いので
仕方ない面もあるのですが、
通信教育の代金と同じくらいの金額の送料がかかります。
私はなんだか納得いかなくて(笑)

あと、
四季感や工作の材料など
日本では当たり前のものが海外では手に入らない!
ということが結構ありました。
例えば「プラスチックトレーで船を作ろう!」
のようなテーマで
工作のページがあったとしても、
日本で当たり前のプラスチックトレーがここにはない…
ということがおこります。
代替品を探すのも楽しみと割り切ればよいのですが、
案外苦戦しました(^^;)

オンライン家庭教師

これは画期的!!!

ここ2、3年
zoomなどを使って
先生と直接結んで授業をしてくれる
そんなサービスがちらほら始まり、
コロナで爆発的に広まった印象です。

私が子供の頃にあればよかったのに!と
悔しくなるレベル!
私のイチオシです!

メリット

送迎のハードルが高い海外で
自宅から出かけなくていい
というのはかなり大きなメリットです。

またオンラインスクールがふるいにかけて
選んでいる先生なので
経験豊富で教えるのが上手な先生が多い印象です。

インターナショナルスクールのカリキュラムに対応している
等の強みを持った塾や先生などもあり心強いです。

〈プロ講師のみ〉数学が苦手な生徒のための個別塾「数強塾」

特に数学は、インターや現地校だと
日本人は計算が得意なのでかなりアドバンテージがあり
「私は数学が得意」と勘違いしやすいのですが、
日本に帰国したら人並み以下ということが起こりがちです。

lama
lama
↑何を隠そう私がこれでした
娘
すごい勘違いだね…

数学が好きだったり得意なお子さんも
現地校の数学は全く物足りないと思うので
個別指導があるなんてほんと羨ましいとしか言えない…

あとは現地の塾に通っていて
そこの先生や教室と子供が合わない場合
日本と違って行き場がなくなりがちですが、
オンラインだとこちらが先生を選ぶことができるので
繊細なお子さんの場合かなり精神的に楽なはずです。

もし時差の関係があっても
調整してくださる先生もいるので
気軽に相談してみてください。

気になる費用も
教室などの固定費を持たないため
案外高くありませんよ。

現役東大生による最高峰のオンライン個別指導【スタディコーチ】

そして塾と違って学校の科目以外のクラスを
用意してくれているケースも多いです!

うちの娘もオンラインで
海外からそろばんを教えてもらっていました♪

デメリット

デメリットはほとんど思いつかないレベルで
海外在住者の日本語レベル維持のために
これ以上ないサービスだと思うのですが、
敢えてあげるならば
人気の先生は予約が取りづらいことがある点です。

これは子供との相性もあるので
なかなか誰が「いい先生」とは一概に言えないのですが、
自分の都合のいい時間で予約が取れないこともあります。
先生によっては固定で枠をとってくれる方もいるので
そこはご相談かなとおもいます。

我が家の実例紹介します

お金をかけて日本語教育をしていたのは
当時幼稚園児だった上の娘だけですが、
海外駐在中はこんなラインナップで学ばせていました。

オンライン家庭教師の素晴らしいところは
普通の教科以外も授業してくれる先生がいるところ!!

勉強系 = 通信教育⇒市販ドリル

そろばん = オンライン家庭教師

通信教育は
送料の納得感が私に乏しかったのと
レベルがあまり子供と合っていなかったので
半年ほどで断念し、
日本から帰国の都度買ったドリルを
やらせていました。

私が見つけたオンライン家庭教師塾では
オンラインそろばん教室まであり感動モノでした!

手元を見せてみっちり教えてくれるので
日本に戻ってからそろばん教室に
通学するようになった今も
たまにお世話になっています。

あとは日本に帰ってから
利用するようになったサービスもあります。

ワンダーボックスという
はなまる学習会が運営している通信教育ですが、
タブレットを使ったパズルやゲームで構成されています。

一見ただ遊んでいるだけに見えるものの
実は空間認知能力やプログラミングや
いろんな数学的思考が鍛えられるようになっています。

1日30分という時間制限もあるので
やりすぎにならずおすすめです。

コロナが収束してきた今
私たちもまた海外に戻る可能性もあり、
その時もこちら続けようと思っています。


まとめ

日本語を維持するために

塾、通信教育と選択肢は様々。
ただし経験者的にはオンライン家庭教師一択!



いかがでしたか?

海外に行くとどうしても
言葉の心配をしてしまうのですが、
子供は順応力が高いので
現地の環境にすぐに慣れるはずです。

むしろその順応力の高さ
日本語を忘れてしまうという
新たな問題につながることがあるということを
親が意識しているだけでも
全く違うと思います。

母国語が曖昧だと
論理的思考力や
抽象化する能力、
感情の機微など
高等教育やビジネスで必要になるスキルが
欠けた状態になってしまいます。

いっそのこと英語が母国語になるよう育てる!
と振り切るのも一つの道かもしれませんが、
子供が母国語で不自由しないように
しっかり対策してあげてくださいね。

読んでいただきありがとうございます。

このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです(^^)

Photo by Leonardo Toshiro Okubo on Unsplash

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