2人の娘を1年間インターナショナルスクールに通わせて英語、日本語それぞれどうなったかの観察記録まとめました。
結論から言うと、インターナショナルスクールに子供を入れたいけど、英語ができない…という悩みは全く心配いりません!
我が家の娘二人はゼロスタートで学校生活をスタートしましたが、1年でかなり成長しましたよ(^^)
渡航前
英語レベル
姉(4歳)
- ゼロ
- 学校に行く前日に 唯一 ”My name is 〇〇.”を教えた
妹(2歳)
- ゼロ
日本語レベル
姉
- 4歳児にしては話す、書くどちらもよくできる方◎
- 家ではずっと日本語でしゃべっている
- ひらがなで絵本が読める
- ひらがなを鏡文字を交えながらも書ける
- カタカナは1/3くらい認識できる
妹
- ・2歳児にしてはおしゃべりが上手
- ・家ではずっと日本語でしゃべっている
- ・字はまだ読めない
- 一学年修了後(10か月後)
1年後
英語レベル
姉(5歳)
- クラスメイトと遊ぶ時のコミュニケーションは全く問題なし
- 家での妹との会話が半分英語になる(家では英語禁止にしました)
- イギリス人の先生からネイティブ並みと褒められる読解力で、聞こえた音をphonicsに変換できる
- 簡単なセンテンスが書ける
- 絵本や映画に出てくるボキャブラリーにはまだ知らない単語も多いので、読書と映画は日本語で楽しみたい
妹(3歳)
- 先生の指示が理解でき、クラスでは英語を話している
- 姉との会話が半分英語のほか、日本語で出てこない単語がある(例:「きょうりゅう」ではなく”dinosaur”という)
- 自分の名前にあるアルファベットがいくつか認識できる
日本語レベル
姉
- 日本語コミュニケーションは普通の幼稚園児レベル
- 以前書いていた「おてがみ」は日本語で書くことが減り、英語になっている
- 日本語で書いた文字は相変わらず鏡文字がよく出てくる
- カタカナは全て認識できるが書けない
- 中国在住なので、たまに知っている漢字に反応する(例:あの漢字は「中国」の「中」だよ)。なお、漢字=中国語と認識している。
妹
- 3歳児にしてはよくしゃべる方と言われるが、もはや何語かわからない謎の擬音語をよく文章の中で使うようになった
- 自分の名前にある文字など、いくつかひらがなを認識できる(3歳児にしては上出来)
まとめ
元々2人とも0歳児から保育園に通っていたので、言葉は早いほうでした。やはり姉は日本語のコミュニケーションが完全に定着して、読み書きの入り口まで来ていたので約1年たった今でも日本語の発達について遅れはほとんど感じません。
妹は保育園で先生とではなくお友達と一緒に遊べるようになったばかりの時に渡航したので、どう言葉で表していいかという迷いが感じられます。また、「恐竜」の例えのように最初の出会いが英語だった物事については英語で定着してしまいました。
私も元帰国子女ですが、小学五年生でアメリカの現地校に放り込まれました。5年生だと勉強内容も難しくなり始めて、子供なりにプライドもありいろいろ苦労がありましたが、さすがに幼稚園児にはそういった葛藤はなさそうです(笑)
小さい子供は間違ったらどうしようとかいうためらいがないのと、勉強としてキャッチアップするレベルも高くないので、英語環境に突っ込む年齢としては良いと思います。
ただ、注意すべきは小さいと覚えるのも早いのですが、びっくりするくらいすぐに言葉を忘れるので、日本に帰った時に維持してあげられる環境を親が整備できるか、というのもポイントになってくるでしょう。
私の親戚は駐在先で子供たちがフランス語学校に通っていましたが、フランス語でおままごとしていた子たちが日本に帰って2,3年ですべて忘れてしまったとのこと。
フランス語など英語以外の言語は極端に日本では触れる機会が減るので、英語であればまだ継続しやすいという点では有利かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです。