こんにちは
元帰国子女、元留学生、元駐在員、ついに駐妻のLamaです。
今は中国で二人の子供を育てています。
私が夫の赴任に伴い、仕事を辞めて引っ越ししたのは2018年7月。この記事を書いているのは渡航して約7か月目という計算になりますが、実は通算中国歴は6年と長くて、学生時代の留学、自身の駐在、今回と3度目の中国になります。生活したことがあるのは北京だけですが、社会人時代は10年ほど毎月のように中国に出張していたので、育休などで数年のブランクはあるものの、90年代末から20年近くこの国を見てきたことになります。
その中で感じるのは大気汚染のニュースなど中国に関するネガティブな情報の増加に伴って、2010年頃に比べて家族を伴わず単身赴任の方の割合が高くなっていること。
そんな今だからこそ伝えたい、北京駐在には家族を帯同すべきだと思う理由を解説します。
Contents
北京に帯同することをおすすめする理由
何よりも、中国の人は子供が大好き!
子供や子供連れには本当に親切です。
中国では子供を可愛がるあまり、わがまま放題に育ってしまうという面がむしろ問題にされることがあるくらい、公共の場所では当たり前のように席を譲ってくれたり、子供にニコニコ「かわいいねぇー、何歳?」と声をかけてくれます。
日本では電車やレストランで騒がないようにと神経をすり減らしていましたが、中国では子供が多少騒いでもとがめられることはありません。
こんな感じなので私の友人は、乳飲み子を連れてわざわざ中国国際航空を利用して海外旅行をしていました。CAもお客さんも子供をかわりばんこで抱っこしたりあやしてくれるし、騒いでも嫌な顔をされないんだそうですよ 😛
さらに、2019年現在の中国は私の過去3回の滞在時と比較して各段に生活しやすくなっています!
私は旦那さんが中国に赴任すると決まった時、実はちょっと悩みました。私の場合「また北京かよー!」という目新しさに欠けた感はともかく、小さい子供がいると心配もよぎります。
中国と付き合いが長い私ですらこの調子なので、これまで中国と接点がなかった方がお子さんを連れていくことに不安を持つことは当然だと思います。
もちろん私の周りの人は帯同駐在反対派が多く、私の決断を聞いて「えーー」という感じでした。
大方の反応は2パターンで、男性上司のみなさんは「まぁ、子供も小さいし家族は一緒の方がイイよね」という家族の目で見た視点で肯定的なもの。
女性と年下男性たちの反応はどちらかというと、「辞めるなんてもったいない!」という感じでキャリアに関心がいっている見解が多かったです。
中国という行先よりも家族とキャリアの面でみなさんの意見が分かれたのは面白かったです。
そこで誰もが来る前に不安に感じる点について、住んでみたからこそ言える「実は中国(北京)は暮らしやすい!」という結論とその理由を5つにまとめてみました。
- 以前より空気が改善している
- 食材も安心が増した
- 外国人向け医療事情が改善した
- ネットが超絶便利
- 嫌になったらすぐ帰れる!
仕事を続けるか、はたまた辞めて家族で駐在するか、最後の決め手はシンプルですがやはり家族は一緒に住むべきだと思ったから。
いろいろな家族の形があります。ぜひご自身と家族にとってベストだと思える選択をしてくださいね。






留意点
なお暮らす場所として悪くないと感じる一方で、国家としての中国は問題が多いです。
ちょうど私が働き始めた頃から経済成長が加速度を増して、これから政治体制の変化も含めて良い未来があるようにも一瞬見えたけど、それは幻想でした。
少数民族や宗教弾圧は言うまでもありませんが、明らかに外国人や漢族を含む全ての国民に対する監視体制(+締め付け?)はきつくなっています。
監視カメラも安全面で犯罪抑止効果が大きい半面、何も悪いことをしていなくても、ある日突然自分が弾圧の対象になる事例が山ほどあるのも事実です。これをどう感じるかも判断が必要だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです。